インタビュー

１.山下智子先生のご経歴と専門科目を教えてください。

1995年に金沢医科大学 医学部を卒業後、自治医科大学 内科の研修医、同大学大学院を経て、主に都内になりますが、病院の糖尿病外来で14年ほど勤務したのち、2015年にtumsグループに入職、当クリニック院長に就任しました。専門は内科ですが、大学院で内分泌代謝学を研究したこともあり、糖尿病を中心にやってきました。

２.東小岩げんきクリニックの特徴を教えてください。

当院は内科・整形外科・皮膚科・小児科を標榜しており、地域の総合診療クリニックとして幅広い年齢と疾患の方を診させていただいています。地域柄、高齢者に向けた慢性疾患の管理が中心ですが、小児の患者様も多いです。当ビル一階に同グループの小児科専門「東小岩わんぱくクリニック」があり、主に感染症についてはそちらで対応し、小児の皮膚科と整形外科については当院で対応し、連携体制をとっています。 生活習慣病をはじめ、幅広い慢性疾患の治療の一環として、必要な方には月２回管理栄養士による栄養指導があります。整形外科では、変形性膝関節症や変形性の疾患で慢性的な痛みをお持ちの方が多く、理学療法士の指導のもとリハビリを行っています。
高齢となり、クリニックに通うのが難しくなった方には、同グループの訪問診療や訪問介護をご案内しておりますし、当院で治療が難しい場合は、グループ内の病院や施設、近隣の病院等、適切な先をご紹介させていただきますので、どんな些細なことでもお困りごとがあれば、気軽にご相談にきていただければと思います。
発熱外来もしていますので、お熱のある方も診させていただいております。コロナ禍では、地域に貢献ができたかなと思っています。

昨今、高齢で一人暮らしの方が増加していますが、食事や身の回りのことなど一人で生活するのが難しくなっている方で、介護認定制度やデイサービス等の介護サービスをご存じない方もいらっしゃいます。制度・サービスのご案内や介護認定審査会の判定に使用される主治医意見書の作成、あるいはケアマネジャーにつなぐなど、地域の皆様ができるだけ住み慣れた街でその人らしく過ごせるよう手助けをさせていただいています。
もしまだ介護認定を受けていない方で困っていらっしゃる方は、tumsのコールセンターでも承っていますので、ご連絡をいただければと思います。「こういう症状だけどどこに相談すればいいかわからない」という方も是非ご相談ください。【tumsコールセンター 0120-980-127】

３.患者様の診察をする際に心掛けていることを教えてください。

できるだけ、症状についてわかりやすく、患者様に納得いただけるような説明をさせていただいています。症状に対して、ただお薬を出すということではなく、「今回はこのお薬を試しながら、改善しなければ次は変えてみましょうか」というように、次の手を考えながら治療をするよう心がけています。
皮膚科であれば皮膚の症状のほか、その方のお仕事やお住まいなど、どういう環境にいらっしゃるかによっても変わってくるので、お薬を出す際は、薬の使い方など通り一遍の使い方の説明ではなく、お一人おひとりのおかれた環境に合わせた説明や指導をしています。

４.最後に、地域の方々と来院を検討される皆様にメッセージをお願いいたします。

どんな症状であっても、どこに相談していいかわからないような時でも、まずはご相談にきていただければと思います。お話を伺い、診察をしながら一緒に問題点をみつけ、解決に結びつけられるよう対応させていただきます。この症状でクリニックに行くべきかと来院を迷われ、悩みを抱えている方、コロナ禍でやむなく治療を中断させてしまった方もいらっしゃると伺っています。ぜひ、当院にお気軽にご相談にいらしてください。